前回からの続きです。
数年前から1月2日は東京国立博物館の「博物館に初もうで」に出かけています。
私の美術館巡り初めです。
お正月の国宝展示は例年とおり長谷川等伯「松林図屏風」でした。壁一面、六曲一双の名屏風画。
この静かなる迫力の屏風の前で気持ちを新たにする方も多いのではないかと思います。
(私もそのうちのひとりです)写真撮影可ですが、見惚れて忘れてしまいました。
特集は今年の干支に因んで「丑(ウシ)」作品の展示でした。
そういえば菅原道真公、天神様を祀る天満宮の神使(しんし・神様の使い)は牛でしたね。
撫で牛、湯島天神にもいらっしゃいます。キュートなお顔の臥せ牛さん。
(頭を沢山なでなでしたのに、あまりご利益はいただけていないような・・・これからかな・・・)
大人気の伊藤若冲の展示もありました。「松梅群鶏図」六曲一双の屏風画。
先日NHKで若冲を主人公にしたドラマも放送されていましたね。(中村七之助さんが若冲)
そのドラマの中でも若冲の生き物や特に鶏に対する愛が描かれていました。
この屏風絵の可愛らしい鶏にも超絶技巧が随所に見られます。(石の灯篭もすごいです)
「博物館に初もうで」こちらは1月31日までです。
これからなら国宝の松林図屏風も独り占めできちゃうかもしれません。
入館は予約制です。HPをご確認下さいね。