今年も木耐協の全国大会に参加させていただきました。
今回は、なんと安藤忠雄先生ということでファンも多かったようです。サイン会も行列になっていました。
お話もユーモアを交えながらとてもお上手で、心に響く言葉がいくつもありました。
建築より面白い仕事はない、 楽しく働けることが生きることへの執着心につながる。
体も建物もメンテナンスは重要、次世代に残したい、そして残っていくために
など、とても力強く語っていらっしゃいました。
建築の世界への原点は、幼少期に大工の働く姿をみて衝撃を受けたことからだそうです。
ご飯も食べずに一心不乱に造っている姿をみて、そんなに面白い仕事なのかと。
その後プロボクサーを経て、改めて建築の世界に。
ボクシングの世界で培った屈強な精神は建築の分野でも役立ったそうです。
一心不乱に勉強し建築士の試験にも合格。そして、数々の名作を造り続け現在も世界中から仕事の
依頼を受け、毎週のように海外へ。
10年ほど前から手術を何度か受けているそうですが、本当にバイタリティあふれる姿に勇気づけられました。
とにかく、朝は1時間半歩いて日々鍛えていらっしゃるそうです。
ご自身の名を世に知らしめた「 住吉の長屋 」についても面白くトークされていました。
この時は集中砲火でしたね、と。
それを跳ね返す屈強な精神力があるからこそ、世界的な建築家になることができたのでしょうね。
また、ベネッセアートサイト直島のプロジェクトについてのお話もされていました。
このような土地に新しい何かを作るためには、ここにしかない価値を作ることの重要性。
唯一無二の存在である建物やアートになるためには、それを見出すことの大切さを語っていました。
草間彌生さんのお話も交えながら楽しくお話されていました。
ぜひ、いつか訪れてみたいです。
本当にお話がお上手で、始終笑いが絶えない講演会でした。
また、建築界の巨匠としての大変貴重なお話をたくさん聞くことができてとてもとても感動しました!
楽しかったぁ☆