成人の日も過ぎ、2023年も通常モードになりつつあります。遅ればせながら今年も白金工業㈱をよろしくお願いいたします。

先日三井記念美術館「国宝 松雪図と吉祥づくし」展に行ってきました。年末年始に展示される円山応挙の国宝「松雪図」から今年の展覧会通いが始まりました。

東博の国宝展示はこちらも年始恒例?長谷川等伯の「松林図屛風」でした。日本のお正月と言えばやはり松なんですね。

松は冬でも緑の葉をおとさないことから長寿の象徴、また神聖化され神様が宿る、おめでたい樹木とされていますから

この国宝2点だけでなく、日本画には欠かせないアイテムです。

「松雪図屏風」を初めて見たのは数年前のテレビ東京の「美の巨人たち」という番組でした。天才応挙は雪を描いていない、

あのふんわりとした雪は紙の白地を残した(生かした)「塗り残し」だとか、幹や枝にも輪郭線はないこととか

下方にまかれた金砂子がきらきらした雪を表していたり・・・などなど。小林薫さんの語りで見たい気持ちは膨らみました。

そしてあれから何度も鑑賞していますが、毎年足を運んでしまうのです。

今年の干支は「兎」。受付の横に展示してある「交趾釉兎花唐草文饅頭蒸器」。可愛い兎ちゃんとその彩りが魅力的でした。

必ず目に飛び込んできてくれると思います。

こちらの美術館、トイレもかっこいいんです。(どなたもいないのを狙って撮らせていただきました。)

今関わっている現場で大理石を使っていることから、大理石に目がいきます。

壁と洗面台のトップも渋いです。(あまり写っていなかった)